今回は、最初の投稿ということで、このブログで多用する、基本的な考え方を紹介したい。それは、体重管理を3つのパラメータを使ってコントロールしていくというものだ。3つのパラメータとは、「摂取カロリー」、「基礎代謝」、「運動代謝」である。今後の記事は、これら3つのパラメータのうちいずれかに関連する内容となる。1つだけでも十分効果はあるだろうが、3つ同時にコントロールすることで効果も劇的に変わるはずだ。
これら3つのパラメータの背後にある考えかたについて整理しておく。まず、以下の数式を頭に入れて欲しい。
f(x,y,z) = x – (y+z)
x, y, zは、それぞれ、
x = 摂取カロリー
y = 基礎代謝
z = 運動代謝
を指す。
この時、
f(x,y,z) > 0 であれば、体重は増える。
f(x,y,z) < 0 であれば、体重は減る。
これを継続的に考えるとn日間でbkgの増減を目指す体重管理は、以下の数式で示すことができる。
n
Σ ak = b
k=1
a = f(x,y,z)
日々、3つのパラメータをどのように意識し、設定した有限のスケジュールの中で、どのように3つのパラメータを調整していくか、これらによって目標体重を実現するというのが、ダイエット工学の基本的な考え方である。
第2回以降の記事では、各パラメータに対する様々なアプローチを紹介していく。それぞれのアプローチはPros/Consが当然ながら存在する。自分に合う合わないといった問題もあるだろう。まずは実践してみて、自分にあうアプローチを採用し、最大限のパフォーマンスを達成できるように各自で調整してほしい。