体内をクレンジングする

今回からアンチエイジングの2つの実現要件(活性酸素のダメージを最小限に抑える、ホルモンバランスを整える)のための5つのアプローチを順に紹介していく。今回紹介するアプローチは、「1. 体内をクレンジングする」だ。

オーガスト流フードヒーリングでは、アンチエイジングのためにホルモンバランスを整えるために、体内にたまった毒素を排泄するクレンジングを不可欠としている。クレンジングに役立つのは生野菜の食物繊維と葉緑素(クロロフィル)の2つである。

食物繊維は、体内クレンジングに役立つ。なぜならば、食物繊維は、腸管にとどまっている有害物を含む便をスムーズに排泄させる機能があるためである。一般的に、食物繊維には水溶性と不溶性のものがあり、野菜から水溶性の食物繊維を摂取することとなる。水溶性食物繊維が含まれる野菜を食べることで、腸管を滑らせ、排便を容易にすることができるのだ。

体内クレンジングが十分に行われない場合、どんな現象が起こるのだろうか?この場合、毒素は腸管から体内に入り、血液を汚す。汚れた血液は内蔵をめぐり、身体の内側から老化が進むというメカニズムなのだ。

葉緑素も同様に、体内クレンジングに役立つ。例えば、クロロフィルが豊富なスピルリナや大葉若葉のジュースが水銀など有害な金属を流す作用がある。なお、クロロフィルは青い葉野菜に多く、青色が濃いほどクロロフィルは多い。

なぜ体内クレンジングが必要なのか、どういった成分が体内クレンジングに必要かということがわかったら、いよいよ実践だ。オーガスト流フードヒーリングでは、生野菜食を重視している。なぜならば、体内のクレンジングだけではなく、「抗酸化物質を摂る」、「糖質を控える」、「アルカリ性食品の摂取を増やす」といった、アンチエイジングの多くの目標が生野菜を食べることで達成できるためだ。では、どのようにして生野菜を食べるかというと、オーガスト流フードヒーリングでは、大きな皿の半分に生野菜を盛りつける。生野菜以外は肉、魚、卵などのタンパク質であるが、今回は野菜に絞って話を進める。

ハーゲスハイマー氏は、生野菜のベストな味付けとして、「天然塩(適度)+エキストラバージンオリーブオイル(たっぷり)+酢、レモン(少々)」という組み合せを提案している。エキストラヴァージンオリーブオイルは、「オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、一切化学的処理を行わないバージンオイルで、酸度(遊離脂肪酸の割合)が100g当たり0.8gを越えないもの[1]」と定義されており、酸度が2g以下のものを「ヴァージンオリーブオイル」と呼ぶ。エキストラバージンオリーブオイルの代わりに、ゴマ油やヒマワリ油をつかってもよい。

via 1.http://www.nisshin-oillio.com/q_a/2_q3.shtml

なお、エキストラヴァージンオリーブオイルは偽装品も多く輸入されてきているため、購入前には予めチェックをし、適切なものを購入すべきである。

市販のドレッシングは簡単に導入できるが、本ブログでは自作をおすすめしたい。なぜならば、市販のドレッシングは、酸化しやすく、また様々な化学調味料、保存料も含まれているためだ。上記のレシピ以外にもクックパッドなどのレシピサイト[2]を活用すればより多くのバリエーションを味わうことができ、日々の食生活の楽しみも増すだろう。

via 2. http://cookpad.com/category/1391

Leave a Comment.